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銘柄豚地養豚の生産

地養豚が銘柄豚として他の豚肉と大きく違う点は、子供や女性が嫌う豚肉臭さが少ないということです。何度も行った試食会での調査結果では、ほとんどの方がいやな臭いを感じないというご意見を頂いています。
もう一つ地養豚を特徴づけるのは脂肪の違いです。豚肉で一番美味しい部分は脂肪と言われていますが同時に臭みが気になってしまうのも脂肪の部分です。さいわい試食会では今までは食べられなかった女性からもおいしいというご意見をいただいています。地養豚の脂肪はとても軽い感じで、食後にも口の中にしつこく残ることがありません。今まで脂身がにがての女性にも大好評です。このほか甘味が強いとか柔らかいという評価もいただきます。
こうしたことのすべてが科学的に裏付けられるわけではありませんのでまずは食べていただくのが一番なのですが、これまでにある程度は解明できた部分もありますので、掲載しておきましょう。

右上の写真は試食の際の一般の豚と地養豚をそれぞれ茹でた鍋の残り湯です。地養豚を茹でた鍋は一般の豚を茹でた鍋に比べてアクが少ないのがおわかりいただけると思います。



平成15年7月分析
地養豚試験データ
分析試験実施日 平成14年8月12日 部位 豚ロース肉赤身のみ
項目 試験区 対照区
1.水分 72.16% 69.33%
2.蛋白質 21.33% 20.95%
3.脂質 5.13% 8.32%
4.還元糖 217.0mg% 126.8mg%
(中央分析センターによる)(mg%:試料100g中のmg数)

*試験区と対照区について
同一農場内で2つのグループをつくり試験区には肥育期2カ月に地養素を0.8%添加した飼料を与え、対照区には地養素を添加しない飼料を与える。
*測定法
 1.常圧加熱法 2.セミミクロケルダール法
 3.レーゼゴットリーブ法 4.ソモギー法 5.比色法


左はPOVという油脂の酸化の程度を表す過酸化物価の地養豚と一般の豚の比較になります。POVとは肉中に含まれる脂肪がどの程度酸化しているのかを表すもので、数値が低いほど酸化が少ないといえます。グラフのように、一般の豚と比較して地養豚は生の状態での酸化値が低く、調理を想定した過熱後の測定でも酸化が低く抑えられています。酸化が少ないということは、人が食べたときの活性酸素の発生も低いということでヘルシーな銘柄であると考えられます。またこれは脂が食べやすいというおいしさにつながってきます。

右の表は地養豚(試験区)と一般の豚(対照区)の分析データです。
地養豚は一般の豚肉に比べ、脂肪が少なく還元糖(Q&A参照)が多くコレステロールが低く抑えられているとの結果がでました。

以上のような結果から地養豚の特徴は、脂が軽く臭みが少なく、還元糖が多いということから肉の甘さが強く、またアクが出にくいということで旨味成分が逃げにくいと考えられ、それぞれが三位一体となっておいしさにつながっています。またコレステロールが低いということで健康志向の銘柄とも言えるのかもしれません。