東京のお正月は暖かな日差しに恵まれ、昼は暖房を我慢できる日もありましたが、北国は雪も多く、沢山の方々がご不自由な生活をしいられているのではと心配です。
その反面、日本の四季がその天候にそって沢山の旬の食べものを育んできました。この寒さも冬野菜をう〜んと美味しくしてくれます。 体を縮こませる寒さの日々、熱々おでんの大根、鍋にたっぷりの白菜、寒さの中で漬ける漬けものを、暖房の部屋で食べる!この時期の至福の時。
太めの長ねぎも鍋にはうってつけですが、西洋風にグラタンにしても甘みが増して美味しいし、焼いてそのまま柚子こしょうで・・・う〜ん、これも粋です。南蛮漬けにも、スープにも、今がまさしく旬の野菜。 ちゃんと主張しているクセもの野菜なのに、甘みが増して、風邪の予防にも欠かせません。動物性のものや油との相性もよく、栄養価も上がります。(特に豚肉と一緒に摂ると、ビタミンB1の吸収がよくなります。)
今年最初のレシピは、この季節の恵みをストレートに楽しむサラダです。 中国料理のテクニックを使って、白髪ねぎに熱々の油を最後にかけて、“ジューッ”と音がしたら完成!この“ジューッ”がポイント。ちょっとしんなりした感じと、まさにサラダというシャキシャキ感、これが“豚肉の旨み”とからまって、穏やかな風味に仕上がります。
これがもし残っても捨ててはなりません。お豆腐にのせたり、薄揚げを香ばしく焼いて上にのせたり、おかゆにもよく合います。私は茹で卵にのせるのも好き。 美味しい食養生で寒いシーズンを乗り越えて下さいね。 |