地養豚.COM　-健人豚クラブ-

とにかく良い天気。家族揃って山の生活を楽しむには、これからの季節は申し分ないですね。私達の野外生活の定番メニューをご紹介しましょう。

山では焼き芋と豚肉のあぶり焼きは我が家にはなくてはならないもの。でもそれ以外はビール大好きの息子夫婦、まだ辛いものはちょっと無理な孫達、好みでその時々手に入るものを加えます。普段は網焼きなんてしないようなものも、火で焼いて食べます。葉ものはホイルに包んで蒸し焼きに。ポン酢もよし、ドレッシングもよし、レモン汁だけでも良いですね。

一押しは豚の三枚肉の塊・・・これは５００g位の塊肉を用意します。（ちなみに今回は６本持って行きました。）鶏のもも肉、まだ鮎などの川魚が解禁前なのでサンマも。途中の道の駅で買い込んだ茸で味噌汁を作り、買い過ぎてしまった野菜はカレーに。

そして今回の主役は木の枝や薪の煙です。

地養豚レシピ│豚肉のあぶり焼き
木の枝や薪の煙を使っていろんなものを焼いてみましょう。
ビールはもちろん3世代で楽しめますよ

豚肉　　　　三枚肉

調味料
塩…………少々
コショウ……少々
砂糖………少々
サラダ……少々

焚き火……適量

お好みで
パン、バンズ、ケチャップ、マスタードなど

1.豚の塊肉に塩・コショウ・砂糖・サラダ油を各小さじ１位ずつ、同じ位の割合で全体にいきわたるようにこすりつける。

2.　焚き火が充分おきたら、普通の魚網にのせて前面を焼いていきます。脂がポタポタ落ちるので、火があまり近くならないように金網の高さを調整をする。

3.　大きな薪に充分火がついても、小枝や葉（私は桜の葉や杉、笹などをよく使っています）を、少しずつ加えて適度な煙が立つようにします。

4.　肉の塊が大きいときは、全体に表面が焼けてからも火のあたりの少ない場所に移動させて蒸し焼きのように充分中まで火を通します。

あとはホットドッグ用のパンやバンズを用意して、薄切りした肉をたっぷりはさみ、ケチャップやマスタードを好みでつけて。さぁ　ガブッと食べてみてください。高級なお店で買う燻製なんて目じゃない・・・絶品を味わうことができます。

谷島せい子 Profile
航空会社でのフライト勤務の後、映画会社の海外コーディネータ兼通訳として働く。
結婚後、有名プロよりフランス、中華料理の指導をうける。茶道教師であり、料理に堪能な母に最も味の影響を受け、レストランコーディネートの経験も経て、独自の家庭料理の教室を育児の傍らスタートさせる。この20年間をベースに南麻布にスタジオNOWを開設。
銀座TOTO Recipe館でも講師を務める。
現在、NHKをはじめとするテレビ、雑誌等でも主婦の視点から料理生活のアイディアを提案。
【出版書】
　『上手な包丁さばき』(金園社)・『ふだんの日のごちそう』(共署、文化出版局)
　『新保存食レシピ180』(主婦と生活社)・『元気をごっくん！モーニングジュース』(NHK出版)
　『ひとりぶんから作れる小さな献立』(文化出版局)・『ババちゃんのおやつ』(雄鶏社)
　『もっと豆腐が好きになる』(雄鶏社)『フレーバーソルト＆シュガー』(光の家協会』
　『からだがよろこぶジュースレシピ230』(主婦と生活社)など
　月刊『ランティエ』に「谷島せい子の食べごろ料理帖」連載中。

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